幸せですか?“幸せです”

過食嘔吐に時々拒食で約4年半…気持ちは常にモヤモヤ…

ラストストーリー

14歳。

同級生の大好きな彼に

フラれてもすがりつき

その結果が

妊娠・中絶

彼は転校させられた。

最後の姿は

今でも覚えてる。

見送る背中に「またね!」と叫んだ。

彼は、振り向く事もせず

そのまま、姿を消した。る

友人達との別れも出来ず……

友人の1人が

頭を抱えて泣く姿を

忘れられない。



23歳。

何度も何度も告白してくれる人がいた。

私の酷い状態を知って

ごはんに連れ出してくれたり

援助をしてくれた。

最後に、根負けして付き合い始めた。

「好きになってくれなくていいんだ」

「まぁちゃんが側に居てくれたら、それでいいんだなぁ」

って笑う彼を、だんだん愛しく思うようになった。

結婚しよう。

家を探そう。

そんな矢先の事だった。

ケンカした。私も意地になった。

彼も、珍しく怒った。

未遂に終わるはずだった……


様子のおかしい彼に

まだ、怒りのおさまらない私は

「病院行くよ!」って言った。

彼は「いらんなぁ」って笑った。

「もう!知らんよ!」って怒った私を

黙って見つめて

微笑んで

抱き寄せた……

その腕を、振り払った……

哀しそうに微笑む彼の顔は

今でも鮮明に覚えてる……


次に見た彼は

もう、意識がなかった……


自分がしっかりしないと!


119番。

応急処置。


そして……目の前で止まる呼吸……


そこで、糸は切れた……

涙が止まらなくなった……


彼は、そのまま

目を覚まさなかった……


“家族”ではなかった事が

私を苦しめた……




32歳。

今までの、誰より愛する人との出逢い。

誰よりも、愛しくて

誰よりも、居心地のいい人。


こんな私が

誰かを好きになっていいんだろうか……


こんな私が

幸せを望んでいいんだろうか……


そんな思いが巡りながらも

私は、もう、気持ちを止められなかった……


“付き合ってほしい”

そう、お願いして始まった。


たくさんたくさん

幸せをもらった……


たくさんたくさん

傷付けてしまった……


そして……私も……傷付いた…………




だけど、その分

私は、幸せで仕方なかった


傷付いても

苦しくても

痛くても

ツラくても


愛しい人の側に居られる……


それだけで

本当に、本当に

幸せだった……







だけど、ダメね……


私の心は

一気に壊れてしまった……




もう、目の前に

道はなくなった……





光が見えていたはずの道は


真っ暗に閉ざされて


もう、這い上がる何かさえ


なくなってしまった





恋愛


仕事


家族




その全てが


音を立てて


壊れた







いや……壊れたのは


私の心だろうね……




容量オーバー




いっそ、私の中のデータが

全て消えてくれたらいいのに……(苦笑)







さて……そろそろ


終わりの時間が近付いてる……






ここに来るのも最後にしよう。